3ヶ月ほど前に突如としてハマり始めた観葉植物ブーム。
現在8月終わり頃、まだまだ夏の暑さは厳しい時期であります。
インテリアとして室内に観葉植物置いてみたいなーという人へ向けて、
駆け出し初心者からの忠告と実際に育ててみたところの感想を記載しておく。
はじめに
観葉植物を育てるにしても、いろいろなやり方や環境があるので
先に自身の環境と傾向から。
- 冒頭にも書いたが、室内での育成を想定
- 基本テレワーク。夏はエアコンつけっぱなし(28℃設定)
- 日当たりは良くない(窓から日光はほとんど入らない)
- スリット鉢+ベストソイルミックスの、水捌けしまくりセット
- 照明はHASU 38 spec9
- 好きなことについて調べるのは好き
- アクアリウムに3年前にハマる
当初、観葉植物購入時に色々調べていていた自分。
「初心者が植物を枯らす一番の原因は根腐れ」というのに恐怖を覚え、
水捌けの良さについて極限まで調べ尽くし、今の鉢と用土に行き着いた。
結果どうなったかというと、おそらく水を好む植物がよく水切れするようになった。
何でもかんでも水捌けよければいいってわけじゃないってことだ。
調子のいい&育てて楽しい植物達
さて、上に挙げた自分の環境で実際に3ヶ月ほど育ててみて、育てていて楽しい、調子を崩さないやつをピックアップしてみた。
鉢と用土の都合上、水切れにも比較的耐性のある植物と言えるかもしれない。
① スキンダプサス・トレビー

ポトスの仲間っぽい。
写真じゃわかりづらいが、若干ラメが入っていて葉の模様も綺麗。
根張りがよく、めっちゃ伸びる。
葉が大きく丈夫で、虫がつかない。
水が不足すると葉が丸まり出すのでわかりやすい。
環境が合っているのか、我が家で一番元気。
強いて難点を言うなら、ホームセンターでは見かけないかもしれない。
②モンステラ

こちらは定番。
モンステラも葉を見てると水切れがわかりやすい。
観葉植物を実際に買ってみて、ハマってしまうポイントって
成功体験もそうだけど、世話をしてる感覚を得られるかも重要だと思っている。
花が咲かない観葉植物でいうと、新芽が出る、根が伸びる、気根が出る、水やり後に葉の先端に水滴がつく・・
そういった変化が味わいやすくて楽しい植物です。
③へデラ(アイビー)

引き続き定番。
丈夫、よく伸びる、と扱いやすい。
光量の対応幅も広そうで、朝日が入る窓際(午前中30000lxほど)でも葉焼けしない。
好き勝手のびる植物って、観葉植物始めたての自分みたいな新人にはとても嬉しいポイント。
ボリュームを密にしたいなら伸びてきたら短く切った方が良いのかもしれない。
注意点として、一回ハダニが出た。赤いやつ。
お風呂場でシャワーしたら一回でハダニは全滅した。
④トキワシノブ

シダの仲間ということで、一応水苔で用土の表面をマルチングした。
とはいえ、表面以外はベストソイルミックス。
意外と問題なく育ってる。
新葉の出方が独特。
光量も対応幅広そう&虫の発生気配なし。
華奢に見えて意外と強靭。
というか痛んでる葉を見たことがない。
苦戦した植物達
一方で、メジャーではあるものの、苦戦したor苦戦中のをピックアップ。
①ポトス

育てやすいと定番のポトスだが、葉がところどころ黄色くなる。
画像のものは丈夫と言われている品種のポトス・ゴールデン。
現在は光弱めの場所に移動させて療養中。
②クッカバラ

とにかく虫がつきやすい。住みやすいというべきか・・
構造上、茎と茎の隙間にカイガラムシが棲みつきやすく、それによってアブラムシが誘因される。
うちのはスプレーで撃退した。今はもういない。
というかそもそも、選定して茎のボリュームを減らした方がいいのかもしれない。
何を隠そう、私は選定苦手民なのである。
③フィカス・プミラ・ミニマ&フィカス・シャングリラ

画像はフィカス・シャングリラ。
この2種については、残念ながら枯らしてしまった。
ちょうど梅雨明けのクーラーを使用し始めた頃から枯れ始めた。
とにかく水切れが早いらしく、高湿度+高頻度の水やりが必要だったようだ。
現在はパルダリウムにて育成できるか再挑戦中。
手を出すにはそれなりの覚悟が必要な植物
くくりとしては観葉植物だが、適切に育てるとなると環境が大きく違ってくる奴ら。
①エケベリア

見事に徒長した。
エケベリアに限らず、多肉植物の多くは室内で育てるなら、かなりの光量が必要になるらしい。
というか屋外の方が難易度は低そう。
専用の植物台を買ってそれなりの育成ライトを接写するか、もしくは諦めて外に置いた方が吉。
自分は育成ライトをたくさん購入した。
②ハオルチア・オブツーサ


軟葉系ハオルチア。
画像上は葉焼けなのか水切れなのかわからんがもうひどい状態に。
画像下はそこから水苔に植え替えて少しマシになった状態。
ネットで調べても、必要照度も水やり頻度もよくわからない。
割と手探り状態。
③バンダ

着生蘭の仲間。
鉢に植えるという概念がない。
そのため毎日水を入れたバケツに数分浸けている。
ただ、剥き出しの根が伸びていく様は見ていて楽しい。
どうやら温室がいるとかどうとか。果たして冬を乗り切れるのか。
気をつけること
水槽を立ち上げた時も思っていたが、環境や個体差によって適切な対処が変わってくる。
なので、ネットの情報も吟味しなくてはいけない。
水やりについて、初心者が枯らす原因で一番多いのは根腐れというのをよく見るが、それは自分には当てはまらなかった。
現状根腐れは一度もなく、今までで植物を枯らした要因は全て水やり不足による水切れだ。
そして、よく言われている表土が渇いたらたっぷりととかも、用土、湿度、温度、鉢、その他色々な環境次第で正解ではなくなってくる。
要するに、今8月だし、うちの環境じゃジャブジャブ水あげても根腐れしないんじゃないか?
という疑惑が生まれてきた。
必要な光量に関しては、植物のコンディションなどによって変わってくるのである程度トライ&エラーが必要になってくる。
すぐに植物がダメになるとかではないので、育ててから様子見でライト購入とかでいいと思う。
どちらかというと適正な光量の見極めが難しい。
湿度に関して、高くて問題になることはほとんどないが、低いと葉が黄色くなり始める種が一定数いるので気をつけた方がいいと思う。
そしてエアコンを使うと湿度はガンガン下がる。
具体的にいうと、うちではクーラーの設定温度を1℃下げると湿度が8%ほど下がる。
アンスリウムやアロカシアなどは気をつけた方がいいかもしれない。
湿度を上げる方法に関しては、
・エアコンの効きを弱くする
・加湿器
・鉢の下に水+石や砂利
・水槽のような容器で保湿する
育成ライト設置と比べると少しめんどくさい。
湿度70%以上必要な植物は容器での保湿じゃないと厳しいと思われる。(パルダリウムで使われるようなもの)
虫に関して、出くわすのはハダニ、アブラムシ、カイガラムシがメイン。
イメージしてたのと違ったのは、他の植物に広がることは基本なく、特定の植物にしか出ない。
うちでは出窓周辺に20種類ほどの植物を隣り合わせに置いているが、虫が出たのはクッカバラとへデラのみ。おそらく好みがあるのだろう。
ショップの植物にも普通に虫はついてるので、購入時は葉の裏から隅々まで念入りにチェックした方がいい。
最後に
室内での環境を整えるために、調べれば調べるほど自然ってよくできてるなーと感じる。
主に日光と風。
ちなみに、観葉植物のパーツで一番好きな部位は”根”何だけど、みんなもそうなんだろうか??
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